13日 10月 2023
最も肌の外側に位置して、乾燥から肌を守るバリア機能を持つ角質層に着目して考えます。角質層は角層細胞をレンガに例え、レンガの間を塞ぐセメントを細胞間脂質に例えることが多いです。...

12日 10月 2023
英国ではピーナッツを日常的に食べていないにも関わらず、ピーナッツアレルギーを発症する人が一定の割合で確認されていました。その原因を調査していくと、発症した人の約90%の人がピーナッツの成分を含むベビーオイルを塗っていました。ベビーオイルに含まれる成分が肌から入り、免疫がピーナッツをアレルゲンの情報として記憶してしまうと、次回からは免疫が過剰反応を起こしてし、ピーナッツアレルギーになってしまいます。 肌ではなく、口から入ったアレルゲンは免疫に反応しにくいように体が記憶します。体の維持に必要な栄養素で過剰な反応が起こりにくくするためです。ピーナッツを食べる頻度が多かった赤ちゃんは、まったく食べなかった赤ちゃんと比較してピーナッツアレルギーの発症率が低いというデータも出ています。とても残念なことですが、最近では小麦タンパクを含む洗顔石鹸でも同じような被害が出てしまいました。石鹸に含まれる小麦タンパクが肌から侵入して、石鹸を使った人が小麦アレルギーを発症するという事態に陥ってしまいました。 バリア機能が弱って、肌荒れしていたり、小傷があると、アレルゲンが侵入しやすくなってしまいます。しっかりとしたケアで肌の健康状態をキープすることで、アレルギーになる可能性は減らせると考えられます。 余談ですが、私は重度の花粉症で、最近では杉の花粉に似たシラカバ、ハンノキでも反応するようになってきました。まだそれらに近い構造を持つとされる、トマト、モモを食べても反応するようになってしまいました。交差反応と言うそうです。そのためアレルギー反応を抑える薬が欠かせません。子供のころに花粉を少しでも食べて、スキンケアをちゃんとしていたら少しは軽減できたのかもしれない!などと考えてしまいます。 話を戻しますと、肌のバリア機能を守るスキンケアが大切です。食べかすが口の周りや手についたままだと、アレルゲンが肌から入ってしまうかもしれませんので清潔に。

14日 9月 2023
シンバイオティクスとは・・・ ”人に有益な生きた微生物を取り入れること(プロバイオティクス)” と ”善玉菌をアシスト、活性化するオリゴ糖を取り入れること(プレバイオティクス)” この2つを同時に行うことで相乗効果が期待できるというものです。...

06日 9月 2023
角質バリアの役割と肌の透明感の関係について書いています。角質を写真に写っている、あるものに置き換えて考えると・・・

05日 9月 2023
極度のストレス状態が長く続いてしまうと、自律神経の交感神経が優位にはたらき、筋肉の緊張、ホルモンバランスの乱れ、末梢血管が収縮して肌への血流低下といった症状が起きてしまいます。その結果、かゆみを感じたり、肌のバリア機能が低下して、肌を掻いてしまうという行動につながります。...

04日 9月 2023
菌ときくと、悪いイメージかもしれませんが、肌の上に住んでいる菌達はとても大切な働きをしています

28日 3月 2023
”美白”と”シワ”、肌の悩みでいつも上位になるワードです。 美白ケアのイメージで一般的なものは日焼け止め、ビタミンCを配合した製品だったり、メラニンの生成を抑制するような成分だと思います。...

24日 3月 2023
美容液に含まれている”コラーゲンアミノ酸”の製造方法に関してです。 本来コラーゲンは動物由来の成分で、最近では牛、豚に替わり魚由来のコラーゲンが化粧品では多く使われているようになっています。 ”コラーゲンアミノ酸”はニコチアナベンタミアナ(ニコチアナベンサミアナ)という植物の葉の中で作られています。...

14日 12月 2022
肌の刺激センサー、激辛ラーメン、敏感肌に関する話です